素晴らしきロボの世界をプラモデルで: 7月 2011

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2011年7月3日日曜日

溶かしランナーでリベットを打つ

前回、苦労して何とかスジ彫りを施した1/144スケール、シャア専用ゲルググ(昔タイプのガンプラです)の右足。



今回はペンでマークしたドットにドリルで穴を開け、ランナーで自作したリベットを差し込んで(接着)し、レトロ感を出したいと思います。
なぜレトロ感?
といっても単なる思い付きです。ゲルググとしての全体的な仕上がりは考えていません。
ただ、昔のシンプルなガンプラはそのまま組み立ててもいいのですが、プラモデルのテクニックを試すには格好の素材です。
右足が仕上がったら左足でも遊んでみたいと思います。




まずはリベットの素材となるランナーを加工します。
そのままの太さでは全く合いませんので、火にあぶって溶けたら伸ばし適度な太さにします。




次に細くなった部分を残し、その先端に熱を加えます。
最初火であぶったのですが、すぐに火が付いてしまうため、ハンダごてを使用しました。
すると、溶けた部分が丸みを帯びた釘の頭のように変化します。




こんな感じになります。(わかりますでしょうか?)




あとは適度な長さにカットし接着剤を付けて穴に差し込んでいけば完成です。
かなり地味な作業です。

全ての作業を終えたら塗装します。
今回は金属感を出したいため、シルバー一色で塗装しました。

こんな感じに仕上がりました。




いかがでしょうか?
昭和のロボットの香りがしたら幸いです。
最後にエナメル塗料を使用して、ウエザリング(汚し)を施して仕上げます。


※リベットの作成について
今回、ランナーを使用したリベット製作ですが、この加工方法は元々ホビージャパンの記事を見て作成したものです。
ホビージャパンの記事ではプラ棒をそのまま火にあぶって加工していました。
私は溶かして引き伸ばしたランナーを使用したのですが、熱処理したせいなのか、熱を加えてもリベットの頭の部分がうまく出来る部分と出来ない部分があり(伸ばしたランナーから2・3個程度)、うまく出来たリベットの頭になったもののみ使用したためランナーやプラ棒をかなり消費しました。参考まで。