素晴らしきロボの世界をプラモデルで: 2013

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2013年7月10日水曜日

プラモを作る・第16回・いよいよ製作スタート。まずは下半身から‐1/240無敵超人ザンボット3


無敵超人ザンボット3が放映されていた当時(昭和50年代)の金型を使って再生産されたプラモデル。
目標はシルエットの修正と曲がらない関節の自由度を拡大し、カッコいいポーズをとれるようにすることです。
今回は一体となったボディを切り離し、下半身部分の製作から始めます。





改めてシルエットを確認します。

仮組み状態
気になる点は足首部分。
前後に曲がるように足のパーツにスソの部分がインしています。

映像資料が手元にないので、youtubeで、アニメをチェックしました。
オープニング映像では3つのメカが合体後、武器を手に取りいろんなポーズを決めていますが、肩や腰の部分が伸びたり縮んだり曲がったり・・・いい時代ですね。

「このような動きは無理」と割り切ってつくられているプラモデル。
当時は「おもちゃ」というより、高価な超合金のおもちゃが買えない人の安価な代用品のように感じていました。

大人になって、当時のキットを見ると金型製作の関係上パーツ数など限られたなか、随所に工夫が見られて面白いと思います。

そのひとつが股関節部分

左右独立した股関節部分
黄色のパーツが可動部分。足先が前後、左右に動けます。
先端にはポリキャップにより、可動後のポジションをキープできます。

この黄色のパーツは肩関節にも使われています。
今回の製作では関節を自作して取り付けたり、コトブキヤ製の関節パーツなどを移植し自由なポージングを目指しますが、黄色のパーツは珍しいので残したいと思います。

もうひとつが足部分。

独特な足首関節
一般的に足首部分はスネ部のパーツと連結しますが、黄色(合体前の機体の翼という設定)のパーツを関節に使用していることが、画期的!? です。

先の可動方法によって本来スソの部分が外側に来るのに、足首の内側にもぐってしまいます。
ここは著しくディテールが損なわれますので、外に出します。


ロボの下半身でこだわりたいのは、ガニ股でしっかり踏ん張るポーズがとれることです。
足首とヒザは頭の中で対策が出来ていますが、問題はヒザを外に向けるために股関節をどのようにいじるか? ということです。
案はいくつかあるのですが、見た目に影響しないかが心配です。

次回は足首部分を組み立てます。


2013年6月25日火曜日

プラモを作る・第15回・今回は手強い‐1/240無敵超人ザンボット3


「プラモを作る」第15回からは10年以上前にアオシマから復刻再販されました1/240無敵超人ザンボット3のプラモデルに挑戦します。

箱の説明文によると「昭和50年代当時の金型を使用しました」と書いてあり、昔のプラモデルのディテールがいかにデフォルメされたものかわかると思います。

「重戦機エルガイム」の製作の時、完成後にカッコいいポーズを決めることができるか? をテーマにするという方向性が固まりました。私の技術力でどこまで出来るか頑張ってみます。



今回から、製作方法を部分ごとに仕上げることから、一度ざっくりと仮組みをして全体像を見てからそれぞれ仕上げる方法に変えました。
ひとまず小物は付けておりませんが、仮組みしました。


そして、出来上がったのがこちら



顔が光を発しているように見えるのは、上の蛍光ランプに顔が反射しているだけです。(ムーンアタック発射前ではありません)

印象をしては上半身が幅広くしっかりしている割には下半身が頼りなく感じます。
パッケージのイラストと比べると、胴長短足ぎみです。

上半身のアップ
顔に比べ首の太さが半端なく感じます。

以外と上半身だけ見ると、力強さを感じます。


問題は下半身。
力強さが足りず、オムツをはいたように見えます。


横から見たところ。
体の凹凸にメリハリが足りません



腕部、関節はこれ以上曲がらず。 前に出すことも出来ません。

これでは武器を構えられないし「ムーンアタック」も出せません

以上のような感じです。

目標としては、必殺技「ムーンアタック」のポーズと長槍(ザンボットブロー)を頭上で振り回すポーズが出来るように頑張ります。
関節の可動およびディテールは超合金魂GX-23無敵超人ザンボット3を参考にしたいと思います。



2013年6月23日日曜日

プラモを作る・第14回・ついに完成‐1/144重戦機エルガイム

エルガイムがやっと完成しました。
前回組み立てた最新のガンプラ「百式」や「量産型ザク」と違い、関節が曲がらず、ディテールも野暮ったい当時もののプラモをどこまでかっこよく仕上げるか? をテーマにコツコツ作りました。
大人になってのプラモデルは「百式」「量産型ザク」に次ぐ3作目です。作りこみの甘さも含めやさしい気持ちで見てくださいね

最後の作業として、顔のディテールとランチャーもアニメに近い形に改造しました。


こちらが顔の原型、影になる部分までプラスチックで覆われています。目の部分も中央部がかくれ過ぎです。

影になる部分を削り取り、頬のガード部分を増長しました。
ちなみに増長部分はランナーについたタグ部分を使用しました。


続いてランチャー、上が原型、下が後部の長さを詰め、照準部をアニメに近い形に削りました。

ついでに形も悪かったので、プラスチック片を接着したうえにパテを盛った後、ひたすら削って形を修正しました。

そして、完成したのがこちら









2013年5月21日火曜日

プラモを作る・第13回・脚部の完成‐1/144重戦機エルガイム

前回の作業はここまで


これから腰周りのパーツを付けます。
サイドとバックにガードを付けるだけの作業ですが、いきなり問題が発生しました。
サイドのガードをつける位置がシビアに出来ており、足の付け根の外側との干渉が著しいため、激しくせっかく股間部の可動域を広げたのに自由が利かなくなりそうです。

こちらが問題のサイドガード。
突起も小さいのですぐに外れます。


最初、突起を削り取り穴を開けてランナーで作ったプラ棒を差し込んでみましたが、元の位置がキツイのでサイドガードが外側に開いてくれません。
そこで、付け根の部分を延長して穴を開けなおすことにしました。

ランナーを切りだし接着。
補強のため上に0.2ミリのプラ板でつなぎの接着。
ちなみに丸い点に見えるのは元の取り付け位置。

その後元の位置より外側に位置をずらして穴を開け、伸ばしランナーの棒を差し込み取り付けます。
穴の位置がずれたことにより、腰部とガードに余裕が生まれ、しっかり横に開くようになりました。

後はバックガードを取り付けて完成です。


完成までもう少し!

2013年5月4日土曜日

プラモを作る・第12回・単なる「完成」では満足しない、やっぱ「ポーズ」でしょ?‐1/144重戦機エルガイム

コツコツと製作しここまで仕上がったエルガイム




















苦労して製作したエルボーのおかげで肘関節の自由度が格段に広がり自然なポーズが出来るようになりました。

最終的にはランチャー(武器)をカッコよく構えるポーズで飾りたいところですが、問題は下半身です。
いくら上半身のポーズがカッコよく決まっていても現在の足関節の稼動範囲では膝が外に開かないので、踏ん張るようなポーズが出来ません。
これでは力強さとカッコよさが半減します。

そこで、ホビーショップで見つけた「ボール&軸受セット」を使い股関節の稼動範囲を広げたいと思います。


























まずはサイズを確認。















軸受に挿入するボールが股関節の軸にぴったりです。
必然的に軸受は足側の方に収める方が自然です。
軸受は大きいため足側の加工が必要です。
















まずは軸受が収まるように穴を広げます。
















元々、ボールに差しこむために用意されていた部品(軸)を軸受の裏側に穴を開け接着剤で固定します。
















軸受の裏側に部品(軸)を固定(ピンボケですみません)
このシャフトを股関節の差込穴に差し込んで固定します。
















穴を広げる際、ワイルドに削りすぎてしまいましたが、何とか軸受が収まりました。
















少し軸受部分が飛び出しました。

後は軸受周りをパテで埋めて、塗装をする予定です。

股関節のボールに軸受を収めたらこのようになりました。



















いかがですか?
まっすぐ向いていた膝が外側に広がると、ロボの下半身に力強さが生まれます。

ここでエルガイム一気に完成…  と行きたいところですが、まだまだ気になる部分があり完成までにはもう少し時間がかかりそうです。
楽しみながら気長に作ります。

5月18日追記

脚部に色を塗り組み立てたものです(腰周りの部品は未装着)
いかがでしょうか?






















2013年4月15日月曜日

プラモを作る・第11回・2年間の沈黙を破り、再スタート‐1/144重戦機エルガイム

製作途中から2年近く放置したエルガイム。

ランナーからはずし、接着したり、塗装した部品を並べるとこんな感じ






















未塗装のボディ















細かい部品が多い脚部
















装着すると長さがしっくり来ないランチャー(修正が必要)









製作途中で放置した原因は、いろいろありますが、製作に係る問題点として

・エアブラシで細かい部分の塗装をどのようにするのか?
・ボディの塗装がうまくいかない(白が透ける)

ということを思い出しました。

しかし、先日ワークショップに参加し、プロの方から塗装について指導をうけたおかげで何とかいけそうです。

それでは製作を再開したいと思います。


2013年4月8日月曜日

ワークショップに参加しました

4月6日~7日に熊本県菊池市の「きくちふるさと水源交流館」で開催されたガンプラのワークショップに参加しました。

きっかけは福岡天神ロフト地下1階にあるホビーショップ「トムソーヤ」のショーケースで見かけた広告です。



参加費1万円でザク(1/48のメガサイズ)が付いて、塗装が(たぶん思いっきり)出来て、泊まれて、ご飯も(たぶん)付いて・・・などと、頭の中で計算すると「どう考えてもお得!」としか考えられません。

参加者は主催者側が4名、参加者が私を含み10名です。

メガサイズのザクとなると外箱のサイズもメガサイズ。


メガサイズだけあって外箱デカイ!!

作業台の上に重ねて置かれると圧巻で、作る前からプチ撮影会が行われる程でした(笑)

今回の講師はガンダム模型コンテスト優勝の経歴を持ち、現在でも模型情報誌での製作&執筆活動などでも活躍されていらっしゃる土井眞一氏です。

正直、講師がプロの方とは知らなかったのでお得感もさらにアップ。
「なんていい企画なんだ! 」と感謝・感激しました。

組み立ては普通に説明書を見ながら、土井氏から教えていただいたのは塗装前の下処理とエアブラシを使っての塗装を中心に、いろんなテクニックを教えていただきました。

エアブラシ持参の私には、塗料の入れ替えの際の掃除の仕方まで丁寧に教えていただきました。

製作の様子やプロに教えていただいたテクニックについては改めて記事にしたいと思います。

乞うご期待!

組みあがって塗装前のザク

エアブラシだけでこんな質感に仕上がりました