素晴らしきロボの世界をプラモデルで: 旧キットから学ぶ(1/100 ガンキャノン)②

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2014年3月23日日曜日

旧キットから学ぶ(1/100 ガンキャノン)②

模型製作について昔は雑誌を片手に思考錯誤しながらテクニックを身に着けていましたが、YouTubeのおかげでプロのテクニックが簡単に知ることができます。

私も技術やセンスは初心者ですが、知識だけは大きく進歩しています。
特に塗装についてはラッカー、水性アクリル、エナメルの違いのみならずその特性を利用したウエザリング技法や単色を均一に塗るのではなく、重ね塗りにより深みや陰影を持たせるなど私にはもともとない発想が手に入ることはとてもありがたく感じます。

さて、私が組んだガンキャノン。
ひとまず、色を塗っただけの仕上がりです。
単色で塗りわけただけのガンキャノン
さて、このままでは面白くありませんので、左手の加工とウエザリングに挑戦です。

まずは左手の加工から。
旧キットの左手はグーの形に整形されています。
甲の部分だけ残してパテを埋めます。
指の部分は針金とランナーで作ります。

パテに0.9ミリの銅線を刺し、ランナーに穴を開けて通します
この手法は中学生の頃に考えていたのですが、ピンバイスなどの工具が無く、ピンを熱して穴を開けようとしましたがうまくいかず断念した記憶があります。
この手法を試すのは今回が初めてです。
しかも、この写真を撮って気付いたのですが、間違って左手ではなく右手を加工していました(泣)

細かい作業に絶えながら完成したものがこちら


後は本体のウエザリングです。
ウエザリングも含め、塗装の知識が皆無の私。
しかし最近はYouTubeでプロがプラモを作る映像がアップされ、プロのテクニックを簡単に知ることが出来ます。

私は『大人のプラモ道』に出演のプロモデラー仲田 裕之氏のテクニックを参考に本格的なウエザリングを実践しました。

目指したのは「使い込まれた感」です。
車でいうと新車より廃車に近い感じです。
仲田氏が紹介するのは戦車や戦闘機など現実にあるものですが、私が作るのは現実には無いものです。
汚れ方など参考に出来るものはありません。
想像力を最大限に働かせて汚しを入れます。

そしてウエザリングの結果がこちら。



ウエザリングを施すとオモチャ感が消えて現実味が湧きます。
併せて左手の加工により直立不動の状態でも味があるような気がしませんか?

パーツ数も少なく、ポーズがほとんど取れない旧キットですが、合わせ目消しや塗装、こだわればディテールアップなどプラモデル製作の基礎が楽しみながら学ぶことができます。

たまの休みに作ってみませんか?



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