素晴らしきロボの世界をプラモデルで: 2014

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2014年8月10日日曜日

ガンプラを修理する~グフ編~ついに完成


肩関節のパーツが折れてしまった作りかけの1/144グフ(旧キット)

すべてはここからはじまりました
前回ではボディにおわん型のポリキャップを仕込みました。
いよいよ腕部に移ります。

計画としては
  • 肩と腕を切り離す。
  • 腕のほうに関節部分を再生する
という流れになります。

まず、腕と肩を切り離します。

切り離しにはエッチングのこを使用しました

写真では肩のふちは既に処理しています。

肩は中身をくりぬいて空洞にし新しい肩関節に被せる予定なので、ここでは肩の処理は省略させていただきます。

腕部に新たな肩関節を作ります。
このままでは何も取っ掛かりがありませんので、残った肩部分にプラ板をせっちゃくします。

こんな感じです
ここで問題が2点発生してます。
  1. 残った腕部に見える丸い円盤状のものは腕と肩の関節部分になるため接着部分としてこの面が使えない
  2. プラ板の囲いの大きさでは、元の肩部分を被せる事が不可能である
この2点の問題について考えた結果
  1. 囲いを利用して、円盤状の上に被せるようにプラ板を接着する
  2. 接着したプラ板を土台に囲いの内側に関節部分をつくる(囲いの一部も接着面として利用)
というものです。

底部は肩関節の土台になるので少し厚めのプラ板(1.4ミリ)を使用しました。

透明なので解りづらいと思いますがこれで底部ができました
底部と、囲いの一部を利用して、ポリ部品をはさんだプラ板を接着します。
ちなみにポリ部品は左右それぞれに2個づつ使用しています。
ひとつは肩関節用、もうひとつはプロテクター? 部分の固定用として使用するためです。


あとは囲いの部分の余分な部分をカットして完成です。

接着にはプラモ用の接着剤を使用しました。
これでもしっかりと接着できるのですが、補強のため瞬間接着パテを内側や接着面のすきまに埋めています。

完成したものがこちらです。



肩から横に出てるプラ棒はプロテクター部分を固定するのに利用します。
今はポリ部品の周り止めとしてさしています。

今回は、ボディ側におわん型ポリキャップを仕込んだことで、肩の軸も可動できるため、肩の可動域が一気に増えました。

肩ごと前に出せるため両腕で剣(ヒートサーベル)も持つことができます

後ろから見たところ
手は出来ておりませんが、75㎜マシンガン(フィンガーバルカン)
を発射しながらヒートロッドを構えるおきまりのポーズ
これで、グフの修理(というより改造ですな)は終わりました。

今回は完成品ではなく、製作中のものです。
製作過程についてはグフ製作記のほうにアップしています。



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2014年8月3日日曜日

ガンプラを修理する~グフ編~その2

 肩関節のパーツが折れてしまった作りかけの1/144グフ(旧キット)
 
 前回の記事では修理計画としてボディ側に棒を差し込み、腕側に市販のポリ部品を仕込んでいこうと思ったのですが、ボディ側の根元も動くようにして肩関節の可動域を大幅にアップさせようと思います。

 修理というより改造に近いですね。
私の予想では肩の根元が動くようになると、さらに自然なポージングが出来る(はず? )と思います。

そこで今回はボディ側を加工して、おわん型のポリキャップを仕込みます。


 前回までのボディです。
元の肩関節を接着剤でつぶし、合わせ目を消すためにパテを盛っています。

肩に仕込むおわん型ポリキャップがこちら


左右に出ている突起物は削り取り、お尻のほうの突起部分は残します。

ボディ内部に5ミリのプラ棒を仕込み、両端に3ミリの穴を開けておわん型ポリキャップのお尻から出ている突起物を差込んで接着し固定するという形を考えました。

ボディ側は空洞のため、このままではプラ棒を固定できません。
そこでボディ内部にブラ板で仕切りを作ります。

まず、ボディ内部に手を入れるため、背中を切り取ります。





開いた背中からプラ板を接着します。




既に開いていますが、元の肩関節部分に7ミリ程度の穴を開けています。




横から見たところです。
中のプラ板に5ミリの穴を開け、5ミリのプラ棒を固定します。

おわん型ポリキャップをプラ棒の両端に差し込み瞬間接着剤で固定します。




プラ板、プラ棒の固定については、プラモ用の接着剤を使用した後、補強のため瞬間接着パテを使用しました。

今回はここまでです。
開いた背中については切り取った部分を被せる予定です。



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2014年7月13日日曜日

サクッといけるところまで組み立てたのですが・・・

このブログを立ち上げた当初は製作過程を事細かに記事にしようと思ったのですが、写真を撮りながらの製作は時間がかかるうえ、モチベーションが持続しない原因にもなります。

プラモデルの製作過程の記事を書き始める時はテーマに沿っていこうと考えているのですが、私のモチベーションにかなりのムラがあるためブログより製作優先にしています。
そうしないといつまで経ってもひとつの作品も出来上がらないからです。

前回の記事で頭部の製作過程を記事にし、「次回はボディです」と締めました。

しかしその後調子よく作業が進んだため



一気にここまで作ってしまいました。

写真ではもう完成間近に見えますが、実際は問題点が多く本当であればもう一体購入したいのですが旧キットのグフはあまり見かけないのでこのキットをきちんと修正して最後まで完成させたいと思います。

しかも、あろうことか落としてしまい肩がポッキリ折れてしまいました。


もう、このキットはあきらめようかと思いましたが、私の技術力向上のため、気になる部分も含めてすべて改修し完成させたいと考えています。

気になる部分ですが整理すると

  • ボディ側のポリキャップを適当に固定したため首が妙に長い
  • 肩部ボディから抜けない構造になっているため脇の部分の合わせ目消しがやりずらい
  • 肩部の関節はキットのオリジナルのまま組んだので保持力が弱い
  • 股関節を自作したがグフのスカート部から自作部分が完全にハミ出てしまう
という所です。

それではボディから







首部分は中のポリキャップごと取り除きました。
股関節も差し込み部分を切除し、位置を変えます。
スカートを後で固定するために接着したプラ板も自作した股関節に干渉するため長さを詰めました。

今回は以上です。

話は変わりますが、知り合いのホビーショップにダグラム(マックスファクトリー製)が入荷したとのことで買いにいきました。
その時に店長に「コンテストがあるので出品しませんか?」と応募用紙をいただきました。
バンダイ主催のガンプラコンテストのようです。
しばらく仕事の関係などでモチベーションが上がらなかったことと期限が8月の下旬と言うこともありなかなか厳しそうです。
このグフがうまい具合に仕上がったら出品してみようかなと考えています。




ガンプラを修理する-グフ編-

突然ですが作りかけの1/144グフの旧キットを落としてしまいました。


↓↓↓

ごらんのとおり肩がポッキリと折れました

お気づきのとおり、このグフは旧キット改造の練習を兼ねて製作しているので、一般的な接着→合わせ目消し→塗装とは違い、動きの悪い間接や干渉する部分は取り除く→間接部の改修や自作→切除した部分を戻す→塗装という工程で製作しています。

最初の写真では完成間近に見えますが、実際はあまり考えずに作ったため、股関節の位置や動きが良いため元々改造しなかった肩、腕部の保持力不足など気に入らない箇所が多いためこの際イチから作り直す気持ちで挑みたいと思います。

修理だけなら今回は穴を双方に開けて金属線などを埋め込んで接着してもよかったのですが、後の事も考えてはめ外しが可能になるように加工したいと思います。

計画としては
  • ボディ側に残った肩関節の残骸をつぶして固定する
  • ボディ側より肩関節の差込棒を接着、固定する
  • 肩(腕部)側を加工してポリキャップを埋める
と言う具合で進めていこうと思います。

それでは折れていない方の肩関節も切除しました。
残骸については出っ張った残りをヤスリで削り、隙間に溜まった削りカスごと流し込みタイプの接着剤で固めました。



ボディがシンプルになっているのは、修理のついでに他の気に入らない所も思い切って修正しようと思っているからです。
こちらの記事では肩部の改修のみ特化して投稿させていただき、後の部分は製作編の方で記事にしたいと思います。








2014年6月15日日曜日

グフ再始動!!

今年の3月に購入、仮組みのまま放置していた1/144グフ(旧キット)
急に思い立って、製作を開始しました。

なぜ旧キット? と思う人もいるかもしれません。
最近発売されたR35 グブのようにプロポーションの良いキットを探して組めば楽なのに・・・
と自分でも思うことがあります。

別に予算が無いというわけでもありません、逆に高くつくこともあります。

もしかすると昔好きだったロボットアニメや旧キットを通じて、ノスタルジーに浸りたいだけかもしれません。
それに、某模型誌(○○ジャパン)のようにマニアックなこだわりで素人目には仕上がりに大差ない改造を一生懸命するよりも、旧キットの改造の方がわかりやすくて達成感があるのも魅力のひとつかもしれません(失敗のリスクもありますが)

というわけで、今回製作するグフも改造をどんどん交えていきたいと思います。

まずは頭部から
元々あったモノアイ部分を削り取り、自作モノアイを仕込みました。
使用したのは5㎜のプラ棒と、関節用のポリ部品です。

つや消し黒を塗装し、先端にはアルミテープを貼ってエナメル(クリアレッド)で薄く色づけしています。



あえて窓を設けずに中を黒で塗っただけでこんな感じになります

出来上がりはこちらです。
他にも目の上部分に瞬間接着パテを盛り、シャープさを出しています。


次は胴体の改造です。




2014年5月26日月曜日

第4回ワークショップに参加しました。

昨年4月にワークショップ参加の記事を書きました。
あれから1年が経過し、5月24~25日で既に4回目のワークショップが開催されました第。

第2回、第3回のワークショップにも参加しましたが、記事をサボってしまいました。

ここで私が参加させていただいている「ワークショップ」についてご紹介させていただきます。

「ガンプラ王」の経歴を持ち、CMセットの製作や広告物の製作を生業としているD氏(ひとことで紹介するのは難しいのですが、私は「造形作家」と言っています)

地方局(テレビ)のディレクターを辞めNPO法人で働いていらっしゃるM氏

ホビーショップの店長 Y氏

この3名で企画されています。

趣旨としては、プラモデルの趣味思考が高まり、ホビー誌などで難解な製作過程を紹介されている昨今、初心者にもっと簡単に作れて、見た目のクオリティが高く出来ないか? ということでD氏が組み立てから塗装、ウエザリングまでを約5時間程度で終わらせる「手抜きプログラム」を考案したのがきっかけです。
M氏はディレクター時代にD氏、Y氏の取材をしたことがきっかけで知り合い、現在NPO法人で廃校を利用した宿泊施設をプラモデル作りの教室として利用するのも面白いのではないか?
ということで、土日を利用した宿泊してのワークショップになったのです。
Y氏の「プラモ人気が盛り上がって欲しい」という熱い気持ちもあり、メガサイズモデル 1/48 MS-06F 量産型ザクのキット、宿泊費(2食つき)、塗料代、夜の交流費すべて込みで10,000円という破格の値段設定で開催されています。

私のように毎回参加しているものは、毎回ザクというわけにはいきませんので、ザク組と別物に分かれて作ります。

ちなみに第2回目のワークショップのみ「サンダーバード2号」を使用したジオラマをつくろうという企画でした。


第3回は私の希望で零戦をつくりました。(メガザク組もいます)


そして第4回。
今回は「ミニ4駆」
動力部以外は部品点数が少ないので、簡単に組めて、より塗装の時間を楽しめるように企画されています。

また夜には体育館でミニ4駆レース(直線で壁に当たったらゴール)で豪華景品を賭けた熱い戦いが繰り広げられました。


こちらが私の作品です



後ろのザクは第1回のワークショップで作った私の作品です
一応後ろからザクが迫っているという設定で撮りました
ザク組も交え、みんなの作品を並べてパチリ


次のワークショップが楽しみです。


2014年5月11日日曜日

ポーズに適したボディの修正(1/240 無敵超人ザンボット3)

最終的な仕上がりは必殺技「ムーン・アタック」のポーズを想像しながらキットの製作に取り組んでいます。
フェイスブックで教えてもらったのですが、「ムーン・アタック」のポーズは歌舞伎の「見え切り」がモチーフになっているとの事。
そうであれば、迫力のあるポーズを目指したいところです。

前回までボディを3分割し、間延びした胴部分や張り出しすぎた肩を切除し修正しました。

3分割し気になる部分を修正したボディ

最初の作りに比べると、少しはアカ抜けた感じになりました。
しかし、今回のポーズは歌舞伎の「見え切り」となればポーズに動きが欲しいところです。

動きのあるポーズとは何か?
それは「曲がり」と「ひねり」です。

3分割されたボディを動きのあるポーズに組み合わせてみましたが、どうしても各部の隙間が開きすぎて不自然です。

そこで、胴部分をさらに分割し、曲がりとひねりをつけてみました。

その結果がこちら

正面


3分割されたボディを組み合わせると、こうなります。

正面から見たところ


斜めから、手足と顔があればもっと分かりやすいかも知れませんが想像して見てください
 さらに、胴とのはめ込みが窮屈な胸部の幅と厚みを広げました。

これで、ボディの修正は、ほぼ完了しました。
それぞれのパーツを切っては、プラ板を足し、余分な部分を削って修正しました。
胴回りにはエポキシパテも使いました。

今回、ボディの修正で一番重宝したのが「瞬間接着パテ」です。


プラ板の接着にはタミヤセメントをつかいますが、強度を増すために裏打ちします。
固まるまで時間がかからないのと、しっかり接着し、しっかり固まるのでその後の切削作業も楽です。
削るときに接着した部分が「ポロリ」なんてほとんどありません。

値段は忘れましたが、2千円でおつりがくると思います。
私のようにプラを切り貼りする者にはかなり重宝しますよ。



2014年4月29日火曜日

分割したボディの修正(1/240 無敵超人ザンボット3)

ゴールデンウィークに突入しました。
前回3分割したボディの組み立て、修正(整形?)をゴールデンウィーク期間中に仕上げるのが目標です。

分割した、胸部、胴部、腰部は修正はもちろんですが、合わせることも考えて組まないといけません。

今回は胴部を中心に胸部、腰部をつなぎ、固定ではなく稼動できるように組めるようにします。

いろいろ考えた結果、他社の関節パーツを使用します。

このパーツを利用します
胴部になぜか必要の無いビス止め用の穴(このキットではネジは一切使用しません)が開いています。ここから5ミリのプラ棒を差し込んで固定し、中心部にします。

プラ棒はエポキシパテで固定、穴を開けて関節パーツの一部を接着

次に5ミリプラ棒の先端に穴を開け組み合わせるもう片方のパーツを差し込みます。


胴部につけるとこんな感じになります。


この棒をどのように胸部と腰部に固定するかは考え中です。

写真のとおり、胴部は上部全体を5ミリ切除後、エキポシパテを内側と下部、前面の上部中央に盛ってひたすら削っています。
腰部は単体でみるとディテールに問題なさそうですので、大幅な修正はしなくてよさそうです、ただし接着面が少ないので補強のため内側から瞬間接着パテを盛って補強しました。

胴部と腰部については以下のように仕上がっています。

胴部と腰部


合わせるとこんな感じになります


2014年4月28日月曜日

いくぞ! ザンボットコンビネーション!! (1/240 無敵超人ザンボット3)

ザブングルの製作のときに、1980年代のロボットアニメブーム当時のキット最大の問題点である関節部分の処理について方向性を固めました。

それは、「可動」より「ポーズ」を優先し、関節部分について思った方向に動かないものは機能を廃し、理想の位置で固定するというものです。

おかげで製作が楽になりました。

そこで、関節部分の可動域を広げるために悩み続け、途中で投げ出してしまった「ザンボット3」の製作を再開します。

以前作った足部分の一部を取り外しました。




理由は足の成形にあたり、邪魔になるからです。

見た目の最大のポイントであるボディを3分割しました。


3分割すればそれぞれのディテールの問題点が修正しやすくなりますし、合わせる時に胴体に動きをつけることができます。

現在、DVDで本作品を見たり、グーグルの画像検索でディテールやポーズを研究しています。



2014年4月27日日曜日

ザブングル完成(1/100戦闘メカ ザブングル)

ザブングルのヴィネット完成しました。
本来なら製作過程をアップするところですが、製作に夢中でアップするのを忘れていました。

前回からの作業は

地面の仕上げ
コックピットの仕上げと顔の組み立て
ウエザリング

です。

地面の仕上げはひび割れに100円ショップの木工パテと模型用のエポキシパテを併用しました。
使用した感想は木工用パテは硬化は早いが伸びがイマイチ、模型用のエポキシパテは柔軟性が高く伸びもいいので重宝しました。

園芸用の小石を適度に並べ塗装しました。



砂のザラツキ感を表現するのに使用したのは「水性グレインペイント」です。



顔の部分が遅くなったのは、コックピットに人を乗せるかどうか悩んだから。
細かい作業の割りにほとんど見えない部分ですから・・・
しかし、のぞいたときに何も無いのも味気ないので何とか乗せてみました。

一応ジロンのつもり
ウエザリングはスミ入れ、足元はアルコール落とし、ドライブラシと雑誌やYouTUbeを見ながら作業しました。
もう少し全体的なイメージが頭にあれば良いのですが、現実に存在しないものなのでイメージが湧かず戦車のウエザリングを参考に作業を行いました。

顔部分は特に作りは悪くないのでアンテナのみ真鍮線に変えました。

完成したものがこちら











完成した作品は「ホビーショップ トム・ソーヤ天神店」福岡市中央区渡辺通4-9-25天神ロフトビルB1Fに飾ってありますので興味のある方は見てください。