素晴らしきロボの世界をプラモデルで: プラモを作る・第3回・手を加工しました‐1/144重戦機エルガイム

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2011年3月21日月曜日

プラモを作る・第3回・手を加工しました‐1/144重戦機エルガイム

現在作成中のエルガイム、手の部分がある程度形になってきました。

私は安価、場所をとらない等の理由で、ロボ関係のプラモデルは144分の1スケールのものを好んで組み立てます。
元が架空のものなので、144分の1ってどの位? と考える方もいらっしゃるでしょうが、前回作成した「百式」の身長(頭の先まで)で約14センチ位の大きさです。(実物は約20メートル位)





その手の部分ですから、大きさは手の甲部分で幅7ミリと小さいものです。


前回の記事で紹介した手の部分です。
いかにも「型に流して成型しました」という感じです。
このまま使用するには表現としてイマイチです。

サンライズ系の登場ロボの主な武器のひとつに銃タイプの武器があります。
ガンダムでは「ビームライフル」が有名ですね。
エルガイムでは「パワーランチャー」と呼び、手に持つのではなく腕に取り付けて使用します。
アニメでは右腕にパワーランチャー左腕にバインダー(盾)を取り付けての戦闘シーンが一般的です。

最終的にエルガイム組立て後はポーズをつけて、出来ればジオラマ(情景の模型)を作り写真撮影したいと考えています。
ですので、その情景に合ったポーズを自然に取れればOKです。
そのために右手は握った形、左手は広げた形に決めました。

先に載せた写真のとおり指はくっついたまま固められており、型の作りやすさに合わせて作られた形のため、カッコよくも無く自然でもありません。
手の部品をきったり曲げたりして加工します。
結果、このような形に仕上がりました。


左手(広げた方):デザインナイフで指が広がるように1本づつ切り離した後、指の付け根部分に半田ごてをあて溶かしながら成型しました。半田ごて使用後はゆびがコテ先で溶かしたくぼみでボコボコになり成型どころでは無くなる一面もありました。しかし、パテで埋めながらペーパーで丹念に削りなんとか成型できたと思います。指の強度も弱く「ポロッ」と行きそうな事もありましたが、接着剤(タミヤセメント)を表面にコーティングするように塗布したら強度も戻りました。

右手(握った方):コチラは簡単な様ですが、コテ先を当てる内側が指で覆われてしまうので成型に苦労しました。しかも熱で縮んでしまい指がサイズダウンしたため、指の溝をパテで埋めてさらにパテで幅増しして指の形を彫りなおしました。

手を成型している作業中、学校で習った「美術」を思い出しました。



腕に付けた所です。(仮組み状態)
いかがでしょうか?

これでも、手はまだ未完成です。
エルガイムの手はつるつるの無地ではなく、手の甲等にカバーの様な模様があります。
この部分をどのように仕上げるか思案中です。
最初はパテ盛りして彫って形を作ろうかと考えたのですか、アニメをしっかり見ると厚みが無さそうです。
そのため薄い「何か」をその形に切り抜いて貼り付けようかと考えています。
その「何か」を何にするのか探している最中です。


その他の問題点として、

肘の関節部分が簡素なつくりのため上腕単体では腕の横方向の角度が調整できない事
パワーランチャーのサイズが変

等、課題は結構多く腕の完成だけで時間がかかりそうです。

アニメの登場ロボは架空の存在のため、サイズも全て作者の想像で作られています。
それを縮尺を変えてプラモデルという形で現実のものにすると、生産メーカーの都合で仕様がアニメとかなり違います。

プラモデルを一生懸命作る時は、出来上がった作品を自分の思い描いたポーズで飾りたいという願望が少なからずあると思います。
しかしながら、現実は関節が思うように動かなかったり武器すら満足に構えられなかったりします。
アニメではロボの鎧をまとった人間のようにカッコ良くポーズを決めますが、現実にはそうは行かないようですね。
子供の頃、作りながらその現実を感じてしまいプラモデル熱が冷めたのではないかと思い出しています。

現在では、手作りが趣味(DIYですね)の人も多くホームセンターの数や陳列している工具の種類もかなり増えました。
工具類もプラモデルの修正に使えそうなものは安価なものばかりです。
手先の器用さに自身がある方は、昔生産されたプラモデルも道具とテクニックで自分の理想形に作れるのではないでしょうか?

なつかしのロボットアニメを見て研究しつつ道具と熱意を駆使し修正や再現して組み立てる。
とても面倒な事の様に思えますが、結構ハマっています。

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