エルガイムの製作をはじめて1ヵ月を過ぎました。
ここで、やっと手のパーツが完成しました。
金型から成型された手は単なるプラスチックの塊にしか見えず、これでは人型ロボらしさのかけらもありません。
そこで、素人なりにパーツを切ったり、溶かして曲げたりしつつ最終的なポーズにあった手のかたちを追求しました。
かたちを整えた後、悩んだのが「手の模様」です。
エルガイムの手は甲部分に縦に2枚カバーのようなパーツ(以下「カバー」)があり、手の側面(手刀部分)にシワがきざまれています。
文章で説明してもわかりにくいと思います。
気になる方はDVDの1巻、第1話を見るとお解かりいただけるかと思います。
甲の部分のデザインはエルガイムの手には欠かせません。カバーをどのようにして形作るのか考えました。
ちなみにパーツそのものにはオリジナルとは程遠い模様がついていました。
最初はパテを盛って彫ろうかと考えましたが、アニメを見ると、薄いものを貼り付けたほうが「らしい」と判断し、いざ材料さがしに出掛けました。
意外にも早く見つけることが出来ました。私がよく行くホームセンターで0.2ミリ厚のプラ板があったのです。
形を切り抜き、接着剤で甲に貼りました。
プロの方には及びませんが素人目にはなかなかの仕上がりです。
しかしこれで完成ではありません。甲のカバーには指側に丸いくぼみと手首側に2本溝のような模様があり、どのように加工しようか悩みました。
丸いくぼみは0.7ミリのドリルで浅く穴を開けて解決、溝の部分は精密ドライバーのマイナスを焼いて型をつけました。
後は色塗りです。
極小のパーツですので、筆で塗りました。
指定色は「ウッドブラウン」ですが、塗ってみると色味が濃い感じがしたので、手の甲側の表面に「サンドイエロー」を塗りました。そしてガンダムマーカーのグレーで影をつけるようにスミ入れをしました。
そんな苦労を重ねて出来たパーツがこちらです。
いかがでしょうか?
完璧な仕上がりとは言えませんが、これが私の限界です。
ちなみに今回使用した道具はコチラです。
右から、デザインナイフ、精密ドライバー、ドリル、ドリル用のビットです。
今回使用したドリルは極細のため、一般的には「ピンバイス」という工具にセットして使用します。
ピンバイスはホームセンターにあったのですが800円程度、ちなみに極細ドリルも600円と結構します。
ちなみに100円ショップに無いものか? と探してあったのが左のセットです。
こちらは極細ドリルを取り付けた後、リューターに刺して使用します。
リューターは元々持っていたので、コチラを購入することにしました。
ちなみに価格は100円ではなく、400円(税込み420円)でした。
当時のプラモデルを素人の私がどこまでリアルに仕上げられるか挑戦しているこの企画(?)
作る時間よりも考える時間の方がかなり多いと思います。
ちなみに今考えているのが肘部分の関節です。
可動部分を増やすアイディアは一定の方向に定まったのですが、腕のデザインがアニメでは角度によって見え方がまちまちのため、どのくらいの寸法かがわかりづらい所です。
まだまだDVDを見る必要がありそうです。
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