昔(30数年前)、子供のおもちゃ(遊び道具)といえば・・・
というランキングがあるとしたら、「プラモデル」は常に上位に入っていたでしょうね。
私の記憶では、一番最初に製作したプラモデルは「イナズマン」です。
「サナギマン」「イナズマン」がセットになっていました。
さて、プラモデル製作には、道具(工具)が必要か?
と聞かれたら「必ずしも要るものではない」と答えるかもしれません。
先程、最初にプラモデルを作った事を話ましたが、当時私は3歳です。
道具(工具)など持っていないし、有っても使えません。
では、どのようにして作っていたかと言うと、パーツはすべて手で直接むしり取るようにライナーから外し、付属の接着剤を塗って組み立てていました。
当然ですが、組み立て後もむしり取った跡がトゲトゲしく残っていました。
小学生になると進歩します。
パーツをライナーから切り離す際に「爪切り」を使用していました。
爪切りは切る以外の使い道があります。爪を切った後爪切りに刻まれたヤスリ部分で爪の切り口を整えるようにパーツから切り離した跡に残ったプラスチックを削って整える事ができます。
爪切りのヤスリ部分は爪のように柔らかいものを優しく削るように出来てますので、削り跡も気にならず、かなりキレイな仕上がりにできます。
爪切りを使用したパーツの切り離し
爪切りには爪が飛ばないようにガードがついています。
まず写真のようにガードをずらして使用します。
刃先が切断部分に届くように角度を考えながら切り離します。
刃先がどうしても届かない時はライナーを切断します。
そして切断部分に刃先を入れます。
余分な部分を可能な限り爪切りでカットしました。
そして爪切りのヤスリ部分の出番です。
残った跡の部分を削ります。
このように仕上がりました。
結果は指の間に切り離した跡が削れずに残ってしまいました。
理由は指の丸みに爪切りのヤスリが届かなかったのが原因です。
今回使用した爪切りは私が普段爪を切るためにコンビニで購入したものですが、ヤスリ部分が真ん中部分しか無いので平面ではない細かい部分を仕上げるのは厳しかったようです。
私が子供の頃、家にあった爪切りはガードがなく、ヤスリ部分も横幅一杯に刻まれていました。
そのため角の部分を使えばかなり応用が利きました。
当時はこんな感じで作っていました。
現在は聞くところによると、手でもきれいにパーツが外せるように出来ている製品があるそうですね。
本当に道具(工具)は必要ないのかもしれません。
しかし、実際は道具(工具)があった方が便利ですし、製作の幅がかなり広がるのでプラモデル製作に深みが増して趣味性が高まります。
道具(工具)を使い細部まできれいに仕上げると完成後の満足感が違います。
加工技術があれば部品も製作できます。
高価なのは一部(エアブラシ)だけで他は安価なものばかりです。
必要だと考えた時は迷わず揃えましょう。
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